Changing operation room practices: the effect on postoperative endophthalmitis rates following cataract surgery.
Haripriya A, Chang DF et al(India)
Brit J Ophthalmol 107(6): 780-785, 2023
・COVID-19の理由で手術室の手順をかえた前後の術後眼内炎の頻度を調べた。
・2020/1-2020/5にAravind Eye Hospitalで行ったGroup-1の56,551例と、2020/5-2020/8に行ったGroup-2の29,011群で比較した。
・G1では患者はガウンを着ず、術者のグローブは患者毎に交換せずに消毒しただけで、手術室の床は患者毎に清掃せず、同じ部屋で多数の患者の術前処置と手術を行った。
・G2では患者はガウンを着て、各症例ごとに術者のグローブを交換し、手術室の床やカウンターは患者毎に清掃し、手術室には一人の患者だけが入って術前処置と手術を行った。
・術後眼内炎発症はG1ではPEAの1/27,454例(0.003%)、M-SICS(manual small-incision cat.surg.)の2/29,097例(0.006%)、G2ではPEAの0/15,061(0.0%)、M-SICSの2/13,950(0.014%)、全体ではG1の3例(0.005%)、G2の2例(0.006%)であり、有意差はなかった。
・G2で行った4つの手順は、費用が高く、無駄な手順だと思われた。(TY)