Ocular inflammatory events following COVID-19 vaccination: reporting of suspected adverse drug reactions to regulatory authorities in the UK
Br J Ophthalmol  108(9): 1200-1203, 2024
Testi,et al (Uveitis Department,Moorfields Eye Hospital,London)
英国医薬品・医療製品規制庁の発表した COVID-19ワクチン接種後の眼炎症発症の報告のあった300件に関する論文
・2021年1月～2022年９月に英国でCOVID-19ワクチンの初回投与を受けた人数：45,258,080人
・COVID-19ワクチン接種後の眼炎症発症報告数：300件
⇒眼炎症事象発生率：100万人あたり6.6件
<300人の有害事象の内訳>
ぶどう膜炎 175人（58.3％）
視神経炎 118人（39.3％）
強膜炎 21人（ 7.0％）
網膜血管炎 4人（ 1.3％）
眼窩筋炎 3人（ 1.0%） 5
＜結論＞
・英国ではCOVID-19ワクチン接種後の眼炎症の発症は非常に稀である。
・英国全人口あたりの発生率と比べると、 COVID-19ワクチン接種後のぶどう膜炎、視神経炎、強膜炎の報告率は極めて少ない。
・よって眼炎症発症リスクを恐れてCOVID-19ワクチン接種を回避する必要はない。 （AM）