Efficacy of intravitreal injection of bevacizumab for severe retinopathy of prematurity: a pilot study.
Kusaka S et al(阪大)
Brit J Ophthalmol 92(11): 1450-5, 2008
・14例23眼の未熟児網膜症(stage3:3眼、4A:18眼、4B:2眼)で、進行リスクが高いと考えられた血管活動性のROP、あるいは、光凝固治療を行っても牽引性網膜剥離を発症してきたROPにBevacizumab 0.5mgを最初に注入(15眼)あるいは硝子体手術終了時に注入(8眼)した。
・最初に注入した群ではFAGで新生血管の活動性が14/15で減退した。
・3眼では牽引性網膜剥離が発生あるいは増加したが、他の合併症はなかった。
・硝子体手術は20眼で行われたが、18眼は1回の手術で復位し、2眼では複数回手術で復位した。
・Bevacizumab注入は新生血管を抑え、通常のレーザー光凝固治療に抵抗する重症ROPには有効であると考えた