Subclinical keratoconus and inframmatory molecules from tears.
Lema I et al(Spain)
Brit J Ophthalmol 93(6): 820-4, 2009
・30例の片眼の円錐角膜(KC)の両眼の涙液を10μl採取し、前炎症サイトカイン、metalloproteinase 9(MMP-9)の量を測定し、20例のコントロールの片眼の値と比較した。
・Cytokines(interleukin-6(IL-6), tumour necrosis factor α(TNF-α), MMP-9をELISAで測定。
・KC眼は、KC他眼、コントロールと比較して、IL-6値は 5.5(4.9-6.9)、5.7(4.5-6.2:p=0.13)、2.2(1.0-4.1:p<0.0001)pg/mlで、KC眼は有意に高かった。
・TNF-α値は 5.4(4.1-6.8)、4.8(4.2-6.0:p=0.032)、1.8(1.5-2.3:p<0.0001)pg/mlで有意に高かった。
・MMP-9値は 59.4(50.6-66.1)、7.0(4.8-8.6:p<0.0001)、6.1(3.9-8.3)で、KC他眼とコントロール眼は同程度であった(p=0.203)。
・このことから、KCの病態は慢性炎症であろう