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British Journal of Ophthalmology

2010
94巻

調節による眼圧変動

British Journal of Ophthalmology 94巻(3号)2010

Changes in intraocular pressure and ocular pulse amplitude with accomodation.
Read SA et al(Australia)
Brit J Ophthalmol 94(3): 332-5, 2010
・Pascal Dynamic Contour Tonometerを用いて、若い(23±3歳)近視眼15例と正視眼17例で、眼圧IOPと眼圧振幅(OPA:収縮期-拡張期眼圧差)を測定した。
・最初に安静時に測定し、その後、約3Dの調節負荷を2分間行った後に測定した。
・調節により眼圧は近視眼でも正視眼でも有意に低下し(平均 -1.8±1.1mmHg p<0.0001)、OPAも有意に低下した(平均 -0.5±0.5 p<0.0001)。
・近視眼と正視眼との間には、baseline眼圧も眼圧変動値にも有意差がなかった。
・OPAのbaseline値は近視眼で 2.0±0.7mmHgであり、正視眼 3.2±1.3よりも有意に低く(p=0.004)、調節によるOPAの変化量は近視眼で有意に小さかった(-0.2±0.4:-0.7±0.5, p=0.01)。
・このことから、近視眼では調節による眼圧変動に何らかの変化があると考えられた。

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