Characterisation of systemic and ocular drug level of triamcinolone acetonide following a single sub-Tenon injection.
Nan K et al(China)
Brit J Ophthalmol 94(5): 654-8, 2010
・Triamcinolone acetonide(TA)の1回のテノン嚢内注射後の眼内移行を検討。
・成人有色家兎21羽の右眼にTA 40mg/0.4mlをテノン嚢下注射し、3時間後、2,3,7,14,21,30日後に3羽づつ標本にし、房水、虹彩毛様体、硝子体、神経網膜、RPE/脈絡膜に分けて検討。
・全組織でTA濃度は指数関数的に減少していた。
・30日後のTA濃度はRPE/脈絡膜では892.14±558.11ng/gと最高で、神経網膜は117.65±116.40、硝子体は15.65±23.06、虹彩毛様体は3.76±1.79、房水は2.64±0.96であった。
・RPE/脈絡膜のクリアランスが一番遅く、房水より2.6倍遅く、半減期は10.4日であった。
・このことから、TAのテノン嚢内注射は最低30日は治療レベル以上にあることが分かった。