Vitreoschisis in macular diseases.
Gupta P et al(CA USA)
Brit J Ophthalmol 95(3): 376-80, 2011
・硝子体分離は黄斑円孔(MH)、黄斑パッカー(MP)で存在し、他の黄斑症では発生しない病的なメカニズムだと考えた。
・サル14眼、MPの患者の病理組織も検討し、OCT/SLOでは45眼のMH、45眼のMP、51眼の乾性AMD、53眼の非増殖性糖尿病網膜症患者と45眼のコントロール眼で検討。
・サル眼では86%に後部硝子体皮質の薄膜が見られた。
・OCT/SLOでは、硝子体分離はMHの53%、MPの42%にみられたが、NPDRでは13%、AMDでは6%、コントロール眼では7%しか見られず、有意差があった(p<0.001)。
・分離した後部硝子体皮質の再結合はMHの36%、MPの33%でみられた。
・これらの所見は硝子体分離を伴った正常とは異なったPVDが、MHやMPの病因になっている可能性を示唆する。