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British Journal of Ophthalmology

2011
95巻

アバスチン硝子体内注射とERMの発症

British Journal of Ophthalmology 95巻(3号)2011

Intravitreal bevacizumab for retinal vein occlusion and early growth of epiretinal membrane: a possible secondary effect?
Marticorena J et al(Spain)
Brit J Ophthalmol 95(3): 391-5, 2011
・RVOの25例25眼(CRVO 16眼、BRVO 9眼)で2.5mg/0.1mlのアバスチン硝子体内注入を行い、6週間おきに8.3ヶ月(4.5-13.5ヶ月)経過観察し、黄斑前膜の状況を調べた。
・4眼で注射後6-7週間でERMを発症したが、視力低下、変視症は出なかった。
・黄斑浮腫の再発はERM眼の1例、ERM発生しなかった眼の2眼でみられた。
・原因は分からないが、アバスチンの硝子体内注射はERMの早期の発症に関連しているだろう。

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