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British Journal of Ophthalmology

2011
95巻

緑内障患者の24時間眼圧測定

British Journal of Ophthalmology 95巻(5号)2011

Continuous intraocular pressure monitoring with a wireless ocular telemetry sensor: initial clinical experience in patients with open angle glaucoma.
Mansouri K et al(Switzerland)
Brit J Ophthalmol 95(5): 627-9, 2011
・連続して眼圧測定が可能な新しいwireless測定器Ocular Telemetry sensor(OTS)を開発し(Sensimed AG, Switzerland)、15名のPOAG患者の眼圧を測定した。
・OTSは眼圧変動によってもたらされる角膜形状変化を電気的に測定する小さなシステムを組み込んだディスポのシリコンコンタクトレンズである。
・OTSに組み込んだセンサーは直径11.5mmで、強角膜縁辺りに位置しており、中央部で600μm、周辺部で250μm厚である。
・CLのベースカーブは9.0, 8.7, 8.4の3種類を用意した。
・測定は10分おきに60秒間測定した。
・15名中13名(87%)で24時間眼圧測定が可能であった。
・1名はCLがはめられず、もう1名はモニター不良のために測定できなかった。
・13名中9名で最高眼圧は夜中であった。この測定器では、日中は瞬きによる眼圧変動や眼脈波も測定できる。

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