Keratopigmentation (corneal tattooing) for the management of visual disabilities of the eye related to iris defects.
Alio JL et al(Spain)
Brit J Ophthalmol 95(10): 1397-401, 2011
・虹彩欠損による重篤な視機能障害に対して角膜に小さな鉱物色素を注入し、その機能的、美容的な結果について検討した。
・Femtosecondレーザーや、角膜実質内や表面に色素注入のできる自動化された装置を用いた。
・11眼に行ったが、全例で有意に視機能が改善し、8例では自覚症状が消失した。
・外傷性無虹彩症の1例で3ヶ月後にもグレアがあったため再手術を行い、瞳孔径を4mmまで小さくした。
・使用した鉱物色素はSalvador Cordoba SL, Spainのものである。
・目標瞳孔径は他眼の薄明視の瞳孔径とした。
・放射線状に角膜厚の40-50%に切開を入れ、そこから層状にKTP corneal spiral dissector(Epsilon, USA)を用いて切開を入れ、27G針で色合わせをした色素を注入した。
・Femtosecondを用いた場合は、表面から250μmに層状切開を行った。
・自動極小穿孔装置を用いた場合は、表層から120μmまで穴をあけて色素を注入した。