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British Journal of Ophthalmology

2012
96巻

静脈閉塞症に対する抗VEGF治療時の黄斑浮腫への考慮

British Journal of Ophthalmology 96巻(2号)2012

Macular ischaemia: a contraindication for anti-VEGF treatment in retinal vascular disease?
Manousaridis K et al(UK)
Brit J Ophthalmol 96(2): 179-84, 2012
・VEGFを阻害することは、理論上は網膜の完全性に対して有害である可能性がある。
・黄斑浮腫と黄斑虚血が混在する患者は多数おり、どちらが、どの程度、視力障害に関与しているかを決めることは困難である。
・殊に基礎に虚血がある患者、あるいは抗VEGF剤が頻回投与された患者では、長期的にみれば黄斑虚血を悪化させている可能性がある。
・黄斑虚血のある患者で、抗VEGF剤を長期間投与するかどうかの判定には、黄斑厚測定だけでは不十分で、FA眼底検査を繰り返す必要があるだろう

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