Efficacy of systemic propranolol for severe infantile haemangioma of the orbit and eyelid: a case study of eight patients.
Thoumazet F et al(France)
Brit J Ophthalmol 96(3): 370-4, 2012
・眼科の重症な毛細血管腫8例に対してプロプラノロール内服を投与しその効果を調べた。
・propranololはアドレナリン作動性β1受容体とβ2受容体を遮断する降圧剤で、狭心症や頻脈治療にも使用される。
・3例は眼窩血管腫が生命にかかわる程度に強く、最初に全身的ステロイドとβ遮断剤で治療。
・5例はpropranololだけで治療した。全例1日当たり2mg/体重kgのpropranololを投与した。
・治療開始年齢は2-36ヶ月で、投与期間は3-10ヶ月、経過観察期間は6-30ヶ月。
・効果が十分あり、第1選択として使うのが良いと考えた。