A new rebound tonometer for home monitoring of intraocular pressure.
Rosentreter A et al(Germany)
Graefes Arch Clin Exp Ophthalmol 249(11): 1713-9, 2011
・緑内障患者が自分で眼圧を測定できるように新規に開発されたIcare ONE rebound眼圧計(RTONE)とゴールドマン圧平眼圧計(GAT)との比較を緑内障でない患者52名と緑内障患者74名の右眼で検討した。
・この内、95名では、RTONEで自分自身で眼圧を測定して貰い(RTONE[p])、眼科医のRTONEで測定した眼圧と比較した(RTONE[o])。
・平均眼圧はRTONE[o]は17.1±5.9、RTONE[p]は17.3±5.6、GATは16.5±5.1であり、相関係数はRTONE[o]とRTONE[p]はρ=0.916、RTONE[o]とGATはρ=0.901で有意な相関があった。
・差と95%範囲は、RTONE[o]-RTONE[p]=-0.2(-5.0~4.5)、RTONE[o]-GAT=0.6(-4.4~5.6)、RTONE[p]-GAT=0.8(-4.6~6.1)であった。
・RTONE[o]とGATの差は、CCTの増加に伴って増えており(p=0.004)、CCTの10%増加はRTONE[o]とGATの差の1.8%の増加となっていた。
・RTONEは自己測定でも十分に信頼できるが、GATに比較して眼圧が高めになる傾向があり、CCTに影響を受けていた。