眼科JOURNALトップ > Graefe's Archives for Clinical and Experimental Ophthalmology > 脈絡膜上への人工眼電極の埋め込みの可能性

Graefe's Archives for Clinical and Experimental Ophthalmology

2012
250巻

脈絡膜上への人工眼電極の埋め込みの可能性

Graefe's Archives for Clinical and Experimental Ophthalmology 250巻(3号)2012

Develoment of a surgical approach for a wide-view suprachoroidal retinal prosthesis: evaluation of implantation trauma.
Villalobos J et al(Australia)
Graefes Arch Clin Exp Ophthalmol 250(3): 399-407, 2012
・人工眼開発の我々の目的は安全で再現性のある広範囲に渡って網膜を刺激する電極配列を眼内に埋め込むことである。
・今回、8x13x0.4mmの72個のプラチナ電極を持った電極を作成し猫の9眼に埋め込んだ。
・10眼目は大出血の為、中止した。強膜を輪部から5ミリで切開し、中心窩網膜上の上脈絡膜腔に埋め込んだ。
・2眼で大出血があり、網膜皺襞も発生した。
・切開部に6眼で脈絡膜陥頓が発生したが、網膜、脈絡膜などに穿孔した例はなかった。
・組織を調べると、網膜剥離が1例、硝子体出血が5例、前房出血が7例あったが、網膜刺激電極として、可能性はある。

過去のアーカイブ