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Graefe's Archives for Clinical and Experimental Ophthalmology

2012
250巻

黄斑手術後の傍黄斑円孔の形成

Graefe's Archives for Clinical and Experimental Ophthalmology 250巻(8号)2012

Paracentral retinal holes occurring after macular surgery: incidence, clinical features, and evolution.
Sandali O et al(France)
Graefes Arch Clin Exp Ophthalmol 250(8): 1137-1142, 2012
・2004年から2009年までの間に行った909例の黄斑手術の解析を行った所、6例(0.6%)に傍中心部の黄斑円孔が発生していた。
・傍中心部黄斑円孔の発生時期は、術後約5週間で発生(2-12週)しており、全例で無症候性であった。
・5例ではILM剥離後に発生していた。
・術後の最高視力の平均は20/40であったが、中心窩に近い所の、1乳頭径下方に開いた症例では、視力が不良であった。
・平均経過観察期間は2年であったが、裂孔原性の合併症や脈絡膜新生血管などは発生しなかった。

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