Formation of immune complexes and thrombotic microangiopathy after intravitreal injection of bevacizumab in the primate eye.
Schraermeyer U et al(Germany)
Graefes Arch Clin Exp Ophthalmol 250(9): 1303-1313, 2012
・bevacizumab硝子体内注射が脈絡膜血管に与える影響について4頭のカニクイザル眼で検討した。
・1.25mgのbevacizumabを硝子体内注射し、1,4,7,14日目に両眼球を摘出した。
・1眼はparaffin固定し、他眼は電顕用に固定した。
・全8眼で脈絡膜毛細血管と脈絡膜血管に閉塞性毛細血管症が見つかった。
・これは、微細構造では血管内皮の浮腫、fenestrationの消失、毛細血管の完全な虚脱で特徴づけられるものである。
・bevacizumabの硝子体内注射は血小板を活性化し、血小板や好中球の脱顆粒を来たし、免疫複合体を形成し、閉塞性毛細血管症や脈絡膜の血流を変化させることが分かった。