Iris color and visual functions.
Nischler C et al(Austria)
Graefes Arch Clin Exp Ophthalmol 251(1): 195-202, 2013
・虹彩色が眼内散乱(IOSL)、コントラスト感度(CS)、最高視力(BCVA)に影響するかどうかを検討した。
・20歳から80歳の眼手術の既往や白内障などの眼病のない583名で検討した。
・虹彩色によって4群に分けた:light-blue, blue-grey, green-hazel, brownである。
・年齢によらずIOSLは、light-blueでは1.14 log(95%CI=1.11-1.17)と、blue-greyの1.07(1.05-1.09)、green-hazelの1.06(1.04-1.08)、brownの1.06(1.04-1.08)よりも有意に高かった(いずれもp<0.0001)。
・CSもlight-blueでは1.60 log(95%CI=1.58-1.62)と他の群よりも高かったが、有意差のあったのはbrownの1.64(1.63-1.65)だけであった(p=0.013)。
・BCVAではいずれも有意差はなかった。light-blueの虹彩色をもった人ではIOSLが高いので、夜間の運転時等、グレアを感じる可能性が高い。 (TY)