The effect of acetazolamide on different ocular vascular beds
Michael Haustein et al (University of Dresden, Germany)
Graefes Arch Clin Exp Ophtalmol 251(5): 1389-1398, 2013
・AZ(アセタゾラミド)は炭酸脱水素酵素阻害剤であり、眼科では眼圧を下げる目的に用いられるが、脳内と眼内では血管拡張作用も有する。
・32名の健康ボランティア(16名男性、16名女性)。平均23.9才。1,000㎎AZ静注前後で2時間にわたり20分毎に眼内微少循環を測定。血管径はRVA(Retinal Vessel Analyzer)、乳頭血流はLDF(Laser Doppler Flowmeter)、傍乳頭網膜血流はHRF(Heidelberg Retinal Flowmeter)で測定。
・動静脈血管径は明らかに各々4~5%増加した。乳頭血流は40%増加した。脈絡膜循環は不変。しかしながら傍乳頭網膜血流は120分で約19%低下した。明らかな血流の減少は傍乳頭領域のみであった。心拍、血圧は変化無く、眼血流変化は全身には影響しない。(YM)