The natural history of lamellar macular holes: a spectral domain optical coherence tomography study
Ferdinando Bottoni, et al. (Itary)
Graefes Arch Clin Exp Ophthalmol 251(2): 467-475, 2013
・SD-OCTを使って層状黄斑円孔の経過を検討する。
視力変化、層状欠損の進行
ERMタイプによる疾患の進行、網膜の厚さと視力の相互関係
・2008.10.~2011.1.の間経過観察できた34人(男性15人、女性19人)、平均年齢73歳 (54~87歳)、
平均屈折値-0.25 (+2.5~-5.5)、平均経過観察期間18ヶ月(6~24ヶ月)
ベースラインのLMHの大きさ252 µm (230~1010 µm)
ベースラインの視力 63±6文字、中心窩厚 180±29 µm
6ヶ月後 63±5文字 179±27 µm
12ヶ月後 63±6文字 175±30 µm
18ヶ月後 64±6文字 178±29 µm
24ヶ月後 64±6文字 175±21 µm
・LMHの大きさは27眼で不変、7眼で拡大した。
この7眼のうち5眼は中心窩厚の変化はなかった。2眼で外層網膜が薄くなった。
視力の変化は認められなかった。
・OCTで全例ベースライン時にERMを認めた。
厚いERMの視力 60±6文字 中心窩厚 155.5±31 µm
通常ERMの視力 65±5文字 中心窩厚 190.0±21 µm
経過中、視力 やERMの形状に変化はなかった。(表6,7)
・経過中2例が全層黄斑円孔になった。
・層状黄斑円孔は安定した黄斑性条件であるように思われる。(CH)