眼科JOURNALトップ > Graefe's Archives for Clinical and Experimental Ophthalmology > 緑内障眼における網膜血管径

Graefe's Archives for Clinical and Experimental Ophthalmology

2015
253巻

緑内障眼における網膜血管径

Graefe's Archives for Clinical and Experimental Ophthalmology 253巻(4号)2015

Retinal vascular caliber between eyes with asymmetric glaucoma.
Leon JMSD et al(Singapore China)
Graefes Arch Clin Exp Ophthalmol 253(4): 583-589, 2015
・網膜動脈径RACと網膜静脈径RVCとの差を、両眼の緑内障進行度が異なる眼で検討した。
・両眼の原発緑内障で、両眼の垂直CD比(VCDR)が0.2以上(0.9±0.1:0.7±0.1)で、両眼の視野のMD差が6.0dB以上(-18.5±8.6:-6.6±5.6)である158症例で検討した。
・RAC,RVCは視神経乳頭から0.5DDから1.0DDの間で測定した。
・平均RACは重篤眼では131.5±17.8、軽症眼では141.6±18.8μ、平均RVCは201.0±21.4:211.7±25.3μで、年齢、性、視力、眼軸長、眼圧等で補正しても両者とも有意差があった(p<0.001)。
・ただ、どちらが原因で、どちらが結果であるのかは不明である(図)。

過去のアーカイブ