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Graefe's Archives for Clinical and Experimental Ophthalmology

2016
254巻

無縫合硝子体手術時の強膜創のジアテルミー凝固

Graefe's Archives for Clinical and Experimental Ophthalmology 254巻(3号)2016

Evaluation of mechanical closure resistance of sutureless vitrectomy sclerotomies after conjunctival cauterization with bipolar diathermy forceps.
Benitez-Herreros J et al(Spain)
Graefes Arch Clin Exp Ophthalmol 254(3): 489-495, 2016
・80眼の豚眼で、23Gの経結膜無縫合硝子体手術TSV後に、1か所の創口は双極ジアテルミー攝子で強膜創上の結膜を凝固し、もう1か所は何もせず、両者の創口を調べた。
・眼内にメチレンブルーを注入し、どちらか一方の創口から漏れるまで眼圧を徐々に上げた。
・ジアテルミー凝固を行った創口から最初に漏れたものは28/80(35%)で有意に少なかった(p=0.01)。
・メチレンブルーが漏れかけた時の眼圧をみると、120mmHgを越えてから漏れかけたた眼数はジアテルミー凝固群で14/28(50%)、コントロール群では9/52(17.3%)であり、両者間には有意差があった(p=0.005)。
・ジアテルミー凝固は創口閉鎖に効果的である(TY)

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