Optical coherence tomography angiography of the foveal avascular zone in diabetic retinopathy.
Freiberg FJ et al(Switzerland)
Graefes Arch Clin Exp Ophthalmol 254(6): 1051-1058, 2016
・OCT angiography(RTVue)で糖尿病網膜症DMRの中心窩無血管野(FAZ)の大きさと対称性を検討した。
・DMRの程度は、軽度非増殖網膜症から増殖性網膜症まで含まれ、糖尿病黄斑症に進展したものが過半数を占める。
・表層血管層はILMの3μm下から内網状層IPLの15μm下まで、深層血管層はIPLの15-70μm下までとした。
・正常眼25眼ではFAZは垂直(90°)あるいは水平方向(0°)に楕円形であるが、DMR29眼では血管アーケードが不連続性でFAZが拡大していた。
・表層血管層では、水平FAZ径はCtrl群573±177μm:DMR群753±272μmと有意差があった(p=0.029)。
・深層血管層ではCtrl群659±194:DMR群1009±342で更に差が強かった(p=0.001)。
・楕円長軸の角度を見ると、表層血管層ではCtrl郡が0 or 180°±15°以内に72.0%が入っているのに、DMR群では6.9%しか入っておらず、FAZの不規則性がはっきりした。(TY)