Levodopa as a possible treatment of visual loss in nonarteritic anterior ischemic optic neuropathy
Lyttle DP, Johnson LN, et al. (US-MO)
Graefes Arch Clin Exp Ophthalmol 2016;254(4):10 757-764
・59例59眼、発症から15日以内に診断された非動脈炎性前部虚血性視神経症(NAION)をretrospectiveに調査
・Levodopa群 (n=33):carbidopa25mg(levodompa100mg)を1日3回、12週間服用
・Control群 (n=26):経過観察のみ(levodopaの説明受けるも治療希望しなかった患者)
・平均経過観察期間:8.2か月
【結果】ベースライン視力が20/60以下の患者では、levodopa群が有意に視力改善 (P<0.0001)、control群は有意な改善みられず
・Levodopa群は視力改善が83%で視力悪化みられず、control群は視力改善が43%にとどまり29%が視力悪化
・視野検査のMD値やOCTのRNFL厚は両群ともに有意な変化みられず
【結論】発症15日以内のNAION患者においてlevodopaは有意な中心視力の改善(snellenチャートで6ライン相当)をもたらした。LecvodopaはNAION患者の黄斑-乳頭の神経節細胞の神経保護効果があるかもしれない(MK)