Aniseikonia in various retinal disorders.
Okamoto F, Sugiura Y, Okamoto Y, Hiraoka T, Oshika T.(筑波大)
Graefes Arch Clin Exp Ophthalmol. 2017 Jun;255(6):1063-1071.
・種々の網膜疾患(ERM, MH, BRVO-CME, CRVO-CME, DME, M-off RD, M-on RD)357例と健常者31名
・New Aniseikonia Testで術前および術後6Mでの不等像視を評価
【結果】網膜疾患患者の59%で術前に不等像視あり
・不等像視の程度は術前4.0±4.1%→術後3.0±3.6%、ERMが他の疾患より有意に程度が強い
・ERMの68%で大視症を自覚、MH・RVO-CME・DME・M-off RDの約半数で小視症を自覚
・硝子体手術ではCRVO-CME以外のすべての群で有意に視力が改善するも、不等像視が有意に改善したのはMH症例のみであった
【結論】網膜疾患の半数以上が術前に不等像視を自覚
・他の疾患が小視症を自覚するのに対し、ERMの多くは大視症を自覚、その程度も最も強かった
・手術によりほとんどの疾患で視力が改善するも不等像視は改善しなかった(MK)