Pulse waveform analysis on temporal changes in ocular blood flow due to caffeine intake: a comparative study between habitual and non-habitual groups
Aishah Ismail, et al. (Singapore)
Graefes Arch Clin Exp Ophthalmol 256(9):1711-1721, 2018
1杯のコー日には約100mgのカフェインが含まれる。240mlのコーヒーは72-130mgの、エスプレッソショットには58-76mgのカフェインが含まれるとされる。カフェインは血管抵抗を上げ、視神経乳頭の血流を低下させ、200mgのカフェイン摂取1時間で網膜血管径の収縮が見られるとの報告がある
LSFGの
MBR:血流速度の指標 高いほど赤血球の動きが大きい
BOT:MBRが波形全体でどの程度平均よりもずれていたか
心拍の平均MBRは、毎秒30フレームでMBRを4秒間撮影し、付属のソフトで心拍と同期し、pulse waveform parameterとheartbeat mapとして表示する
対象:21-30歳の健常人19名(8名はコーヒーや紅茶などを日常的に摂取しない群、11名は1日3杯以上のコーヒー摂取を毎日する群)
1週間前からアルコール、エナジードリンク、炭酸摂取をやめ、24時間前からカフェイン摂取と激しい運動を禁止。180mgのカフェイン(カプセル2個)と200mlの水を摂取して20分ごとにLSFGを測定
視神経乳頭全体(O)、血管(V)、組織(T)の3つの領域で10個のpulse waveformパラメーターをそれぞれ測定
MBR, fluctuation, skew, blowout score (BOS), blowout time (BOT), rising rate, falling rate, flow acceleration index (FAI), acceleration time index (ATI), and resistive index (RI)
両郡間で有意差有:MBR(O,V,T), BOT(O), rising rate(O), falling rate(V) p<0.05
カフェイン非常用群で変化有り:MBR(O), skew(T), BOS(T), BOT(T)
結論:年齢、性別、BMI、症例数の問題はあるが、非常用群はカフェイン摂取により、視神経乳頭血流の変化が常用群よりも大きいと考えられる(MM)