Enlargement of the foveal avascular zone detected by optical coherence tomography angiography in diabetic children without diabetic retinopathy.
Niestrata-Ortiz et al(UK)
Graefes Arch Clin Exp Ophthalmol 257(4): 689-697, 2019
・網膜症のない6~18歳のDMの小児112名と、年齢をマッチさせたCtrlの30名について、Topcon OCTAで表層superficial(SCP)と深層の毛細血管叢deep capillary plexus(DCP)のFAZを測定した。
・DM群をDM罹病期間により、Grp1:<5年(n=40)、Grp2:5-10年(n=42)、Grp3:>10年(n=30)に分けた。
・平均DCP FAZはDM罹病期間とともに拡大していた。
・Grp1:503.3±137.9mm2、Grp2:523.9±159.4、Grp3:543.5±190.4で、いずれもCtrl:409.8±116.6より有意に大きかった(全てp<0.001)。
・平均SCP FAZもGrp1:314.6±109.9mm2、Grp2:293.3±116.3、Grp3:307.7±140.4で、いずれもCtrl:286.4±126.6より有意に大きかったが、両者の差はGrp1:188.7±94.8mm2、Grp2:230.6±99.4、Grp3:235.8±105.1で、罹病期間が長いほど、Ctrl:123.3±73.1との差が大きくなっていた。
・DMRの進行に深層の毛細血管叢が関与している可能性を示唆しており、また、OCTAは小児DM患者の有効な診断手段になりうる(TY)