Long-term regular exercise and intraocular pressure: the Hisayama Study.
Fujiwara K et al(九州大)
Graefes Arch Clin Exp Ophthalmol 257(11): 2461-2469, 2019
・日本人で長期の規則的な運動と5年間の眼圧変動とを調査した。
・1871名(男性801、女性1070)についてNCTで眼圧を測定し、運動頻度と運動時間との間に関連があるかどうかを直線回帰で検討した。
・5年間の平均眼圧変動は-0.84±1.9mmHgであった。
・年齢、性、収縮期圧、糖尿病、コレステロール値、肥満度、喫煙、飲酒、基準時の眼圧などで調整した眼圧の変動値は、運動頻度(回/週)が増えても、運動時間(分/週)が増えても、有意に眼圧は低下していた(いずれもp<0.05)。
・年齢と性だけでの調整と、全ての変数を調整した場合、1週間の運動数が3~6回群では、性年齢調整群が-1.12mmHg (95%CI=-1.32~-0.92 p=0.002)、全変数調整群が-1.03(-1.79~-0.27 p=0.01)、1週間の運動時間が210分超群ではそれぞれ-1.14(95%CI=-1.35~-0.92 p=0.002)と-1.00(-1.77~-0.24 P-0.02)で有意に眼圧が低下していた。(TY)