Corticosteroid eyedrops induced blepharoptosis and atrophy of levator muscle.
Zhang X et al(China)
Graefes Arch Clin Exp Ophthalmol 258(5): 1081 1086, 2020
・ステロイド点眼の長期間使用による眼瞼下垂について検討した。
・少なくとも2カ月以上、片眼のみステロイド点眼使用歴のある46症例について、瞼裂、角膜反射と上眼瞼縁距離:margin reflex distance 1(MRD1)、挙筋機能を調査した。
・46眼中40眼では眼瞼下垂がみられた。
・46例のステロイド点眼使用眼と未使用眼のMRD1値は2.2±1.6:3.9±1.0mm(p<0.0005)、瞼裂幅は7.6±1.9:9.3±1.1mm(p<0.0005)、挙筋機能は12.5±2.2:13.4±2.2mm(p=0.003)であった。
・9眼は下垂手術を受け、組織所見は血管線維、脂肪細胞が多く、筋線維は少なくなっていた。(TY)