Influence of epinephrine contained in local anesthetics on upper eyelid height in transconjunctival blepharoptosis surgery.
Matsuda H et al(慈恵医大)
Graefes Arch Clin Exp Ophthalmol 258(6): 1287-1292, 2020
・94例164眼の経結膜眼瞼下垂手術時のエピネフリン含有麻酔薬の影響を検討した。
・10万倍エピネフリンが含有されている麻酔薬を使用したA群(108眼)と非含有薬を使用したB群(56眼)で調査した。
・角膜反射と上眼瞼縁距離:margin reflex distance 1(MRD-1)を局所麻酔薬使用前後(⊿MRD-1a)、手術前、手術中と手術3か月後(⊿MRD-1b)で調べた。
・⊿MRD-1aは使用群Aでは+(0.57±0.63mm)、非使用群Bでは-(-0.50±0.45mm p<0.001)、⊿MRD-1bは使用群Aでは-(-0.86±0.63 p<0.001)と有意に減少していたが、非使用群Bでは(-0.23±0.26 p=0.255)で有意差がなかった。
・エピネフリン非含有の麻酔薬を使用することが推奨される。(TY)