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Graefe's Archives for Clinical and Experimental Ophthalmology

2023
261巻

糖尿病網膜症の有病率の変化

Graefe's Archives for Clinical and Experimental Ophthalmology 261巻(3号)2023

Secular trends in prevalence, incidence, and progression of diabetic retinopathy: the Hisayama Study.
Hashimoto S et al(九大)
Graefes Arch Clin Exp Ophthalmol 261(3): 241-249, 2023
・糖尿病網膜症DRの有病率や進行率の日本での長期動向について、九州の久山町での40歳以上の住民を対象として調査結果から検討した。
・1998年は1775名(42.3%)/4197名の全住民、2007年は3119名(72.6%)、2012年は2874名(63.8%)、2017年は2938名(65.7%)である。
・糖尿病を持つ住民については、1998(n=220)、2007(n=511)、2012(n=515)、2017(n=560)に網膜症などの調査を行った。
・糖尿病者の中で、年齢補正したDRの有病率は1998年から2017の間で有意に低下していた。
・27.4%(1998)→22.8%(2007)→12.8%(2012)→6.4%(2017)。
・ただし、収縮期血圧の高い群でDRの有病率が高い点は変わらなかった。
・また、DRの新規発症率は2010年代は2000年代より有意に低かった(p<0.001)。(TY)

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