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Graefe's Archives for Clinical and Experimental Ophthalmology

2023
261巻

超音波白内障術中の角膜厚の変化

Graefe's Archives for Clinical and Experimental Ophthalmology 261巻(6号)2023

Real-time corneal thickness changes during phacoemulsification cataract surgery.
Hu J et al(China)
Graefes Arch Clin Exp Ophthalmol 261(6): 1609-1618, 2023
・102眼の超音波白内障術中の角膜厚を、術中OCTを用いて測定した。
・術前の角膜厚は511.79±31.46μmで、超音波開始時は512.71±31.51で、0.91±1.48(0.2%)増加した。
・超音波終了時は521.58±32.75で、8.87±8.71(1.7%)増加した。
・I/A終了時には528.09±33.87と更に6.52±6.38に1.3%増加。
・手術終了時には539.19±33.88と更に11.09±10.92増加し、術前より27.37±13.64と5.3%増加していた(全てp<0.001)。
・この増加は水晶体核の硬さ、角膜内皮細胞密度、超音波エネルギー、超音波時間に関連していた。(TY)

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