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Graefe's Archives for Clinical and Experimental Ophthalmology

2024
262巻

落屑症候群において、白内障手術の隅角に及ぼす影響

Graefe's Archives for Clinical and Experimental Ophthalmology 262巻(4号)2024

The effect of uneventful cataract surgery on Schlemm’s canal and the trabecular meshwork in cases with pseudoexfoliation.
Alpogan O et al(Turkey)
Graefes Arch Clin Exp Ophthalmol 262(4): 1271-1279, 2024
・落屑症候群PXの症例37眼で、合併症のない白内障手術がシュレム氏管SCと線維柱帯TMに与える影響を検討した。
・Ctrlは37眼で、37眼のPX症例は単なるPXS眼とPX緑内障PXGの2群に分けて検討した。
・Scheimpflugカメラを用いた前眼部撮影、前眼部OCTを用いてSCの長さと面積、TMの厚みと長さを術前と術後1か月、3か月で測定した。
・術前には眼圧、ASパラメータ、SCとTM値には有意差はみられなかった。
・術後ではASパラメータの有意な増加、眼圧の有意な低下がPX群、Ctrl群の両者でみられた(p<0.05)。
・術後、PX群では鼻側と耳側のSC面積が有意に増加していた(p=0.007,p=0.003)。
・PX群内での解析では、PXS群で鼻側と耳側のSC面積の変化だけが有意に増加していた(p=0.006, p=0.003)。(TY)

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