Visual insignificance of the foveal pit.
Marmor MF et al(CA USA)
Arch Ophthalmol 126(7): 907-13, 2008
・中心窩の構造、機能を検討し、foveal hypoplasiaという言葉を再検討した
・視力20/20から20/50の中心窩のない4症例で検討した。
・OCT、multifocal ERGを4例で行い、2例ではadaptive optics flood-illuminated fundus cameraを撮影した。
・OCTでは全例で中心窩は検出されず、外顆粒層が広がり、錐体外節が延長していた。
・Adaptive opticsイメージでは中心1-2度の錐体直径は正常。中心のmultifocal ERGは正常であった。
・中心部の窩は解剖学的も機能的にも中心窩錐体の特殊化に必要ないと考えた。
・したがって、窩がなくても視力が良好でありうる。
・foveal hypoplasiaという言葉は機能的な意味合いでは否定的で、「foveal plana」と言った方が良い。
・Adaptive opticsイメージは中心部1度で光受容体のモザイクを2.5μmの水平解像度で撮影した