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JAMA Ophthalmology (旧Archives of Ophthalmology)

2012
130巻

Fuchs角膜内皮ジストロフィと緑内障との関連

JAMA Ophthalmology (旧Archives of Ophthalmology) 130巻(11号)2012

Relationship between Fuchs entothelial corneal dystrophy severity and glaucoma and/or ocular hypertension.
Nagarsheth M et al(IL USA)
Arch Ophthalmol 130(11): 1384-1388, 2012
・Fuchs角膜内皮ジストロフィ(FECD)の重症度が緑内障あるいは高眼圧症(G/OHTN)と関連があるかどうかを検討した。
・症例はFECD Genetic Multi-Center Studyに登録された1610眼で、重症度は滴状の集合状況によってGrade 0-6に分類した。
・0:滴状なし、1:集合していない1-12個の滴状、2:集合していない13個以上の滴状、3:1-2mmの集合、4:2mmを越え5mm迄の集合、5:5mmを超える集合、6:5mmを越える集合があり実質あるいは上皮に浮腫があるもの。
・FECDの107眼(6.6%)にG/OHTNがあった(コントロール群ではG/OHTNは6.0%)。
・FECEのgrade1-3では0.0%、grade0-3の家族では2.1%と低かった。
・Grade4-6あるいはその家族ではFECDではない群と比較して、11.2%、8.5%と高かった。共変動で補正すると、Grade4-6では、コントロール群と比較して、OR=2.1(p=0.04)、家族でFECDのない群と比較して、ORは7.06(p<0.01)であり、G/OHTNの率が高かった。
・加齢では1年毎のG/OHTNの増加率(OR=1.06 p<0.001)、眼圧は1mmHg上昇毎のG/OHTNの増加率(OR=1.15 p<0.001)で、いずれも増加していた。

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