Effect of low concentrations of benzalkonnium chloride on acanthamoebal survival and its potential impact on empirical therapy of infectious keratitis.
Tu EY et al(IL USA)
JAMA Ophthalmol 131(5): 595-600, 2013
・3種のアカントアメーバの栄養体trophozoiteを各種の液に0.5h, 2h, 3h. 5h, 6.5hours暴露した。
・液はBAK(0.001%, 0.002%, 0.003%)、モキシフロキサシン(0.5%)、BAK(0.001%, 0.003%)+モキシフロキサシン(0.5%)、過酸化水素(3%)、生食であり、アカントアメーバの死滅数logで表示した。
・BAKの効果は時間依存性で(2h-3.5h迄)、同時に濃度依存性であったが、モキシフロキサシンMFLXはそれ自体では効果がなかった。
・0.003%BAKは過酸化水素水と同等に著明な抗アカントアメーバ効果があった。
・市販のBAKの配合濃度(0.005~0.01%)で、十分な効果がある。
・MFLX0.5%単身、MFLX+BAK0.001%、MFLX+BAK0.003%のアカントアメーバ死滅数logは、0.5hでは(0.01±0.22、0.62±0.48、2.72±0.83), 2.0hでは(0.04±0.30、1.04±0.82、3.70±0.53), 3.5hでは(-0.05±0.19、1.23±1.06、3.35±1.05)であり、BAK効果は約3.5時間までは濃度依存性であった