Oral Glucosamine Supplements as a Possible Ocular Hypertensive Agent
Ryan K.Murphy, DO, MA
JAMA Ophthalmology 131(7): 955, 2013
・グルコサミンと緑内障の関連を調べる。
対象は、すでにグルコサミンサプリメントを内服していて眼圧21mmHg以上又はPOAGと確定している17人で、自分の意志で選択的にグルコサミン内服を止めて、2年で最低3回以上眼圧測定した。
11眼:グルコサミンサプリメント内服開始前に1~3回ベースラインを測定
内服前、内服中、内服中止後に眼圧測定
6眼:グルコサミンサプリメント内服開始前にベースラインを測定しない
内服中、内服中止後に眼圧測定
A. 内服中は内服前より有意に眼圧上昇した。(P=0.001)
内服中より内服中止後に有意に眼圧下降した。(P=0.002)
内服中より内服中止後に有意に眼圧下降した。(P=0.008)
・A.B.合わせると、内服中RT=19.5±3.4mmHg →中止後16.7±3.0 mmHg
LT=20.3±2.9mmHg →中止後17.3±2.4 mmHg
左右差はなかった。
・類似の効果を示すコルチコステロイド治療を中止すると眼圧が下がるメカニズムに類似して、グルコサミン内服の中止がIOPを下げると仮定する。
今後、グルコサミンの用量、期間、ブランドなどの検討が必要。(CH)