Nd:YAG laser goniopuncture for late bleb failure after trabeculectomy with adjunctive mytomycin C.
Susanna R Jr et al(Brazil)
JAMA Ophthalmol 132(3): 286-290, 2014
・線維柱帯切除術(MMC使用)後、眼圧コントロールに失敗した19例19眼について、Nd:YAG LGP+5FU注入を行った。
・隅角鏡で内孔が明らかで、無血管性の機能していない濾過胞を持った症例を対象とした。
・術後35.7±32.3か月。Nd:YAGは内孔の一番奥を狙って7~8mJで10~20発照射した。
・半数では内孔の拡大が観察された。
・同一日に5FU 5mg(50mg/ml)を下結膜嚢に注入し、眼圧が8mmHg以上ある人については、1日3回10秒の眼球マッサージを3日間、指示し、1%プレドニゾロン点眼を術当日は1時間おき、翌日は2時間おき、その後20日間は8時間おきに点眼した。
・術前眼圧20.9±4.5(15.5-29.0mmHg)が11.9±4.1(5.0-21.0)に低下した(p<0.001)。
・合併症は2例で低眼圧があったが自然緩解した。
・2眼で濾過胞が高くなり、10眼で濾過胞が伸展した。
・点眼薬数は0.7±1.1から0.3±0.7に減少。
・最終検査6.0±1.1か月(4.4-8.4)では15眼79%が眼圧15mmHg以下で、点眼なしで20%以上の眼圧下降効果が得られた。(TY)