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JAMA Ophthalmology (旧Archives of Ophthalmology)

2014
132巻

緑内障点眼治療薬の一時中止の影響

JAMA Ophthalmology (旧Archives of Ophthalmology) 132巻(4号)2014

Effectiveness of intraocular pressure-lowering medication determined by washout.
Jampel HD et al(MD USA)
JAMA Ophthalmol 132(4): 390-395, 2014
・603例603眼のPOAGで3種までの点眼薬を使用してる患者を対象として、点眼中とすべての点眼を2週間から3週間中止した時の眼圧を比較した。
・点眼薬0種(n=102,24.2±3.2mmHg)、1種(n=272,17.5±3.2)、2種(n=147,17.2±3.1)、3種(n=82,17.2±3.1)。
・中止後の眼圧は、0種(ー0.2±2.8)、1種(+5.4±3.0)、2種(+6.9±3.3)、3種(+9.0±3.8)。
・眼圧が25%未満の上昇であった比率は、1種38%、2種21%、3種13%の患者であった。
・2番目、3番目の点眼薬中止による眼圧上昇率は1種の点眼薬中止効果よりも少なかった。
・このことは点眼薬使用方法が適切でないか、点眼薬自体が効果がなかった可能性がある。(TY)

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