Risk for Uveitis With Oral Moxifloxacin
Brennan Eadie, et al. (Canada)
JAMA Ophtholmol 133(1): 81-84, 2015
目的:経口モキシフロキサシンとぶどう膜炎の関係を調べる。
対象と方法:2001年1月から2011年12月まで、40歳から85歳までの男性で、全て初回のぶどう膜炎と診断された13313人、コントロール 133130人と比較。(表1)
結果:フルオロキノロン類非使用者と比較して、モキシフロキサシン初回使用者のぶどう膜炎がハイリスクだった。
シプロフロキサシン初回使用者はレボフロキサシン初回使用者より、より高いぶどう膜炎の危険を示した。(表2)
モキシフロキサシン、シプロフロキサシンの使用はぶどう膜炎のリスクを増やすと考えられる。
レボフロキサシン使用は影響なかった。
結論:経口モキシフロキサシンとブドウ膜炎の間の相関関係を示唆した症例報告と矛盾しなかった。さらにシプロフロキサシンとぶどう膜炎の関連も示唆した。臨床医はこれらの薬を処方する時、経口モキシフロキサシンあるいはシプロフロキサシンとブドウ膜炎の関係を意識すべきである。(CH)
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