Repeated Intravitreous Ranibizumab Injections for Diabetic Macular Edema and the Risk of Sustained Elevation of lntraocular Pressure or the Need for Ocular Hypotensive Treatment
Susan B. Bressler et al (Baltimore)
JAMA 133(5):589-597, 2015
・多施設共同研究であるDiabetic Retinopathy Clinical Research Network(DRCR.net) studyで登録された患者のうち、シャム注射とRanibizumab注射を行ったDME患者を抽出
・除外基準:POAGやステロイド緑内障で眼圧下降薬を使用しているもの、NVG患者、ベースラインで25mmHgの眼圧のもの
・angle closure、およびOHTで1剤以下の点眼でIOP25mmHgのものは含んでいる
・322眼でRanibizumab+deferred or prompt focal/grid laser、260眼でシャム+focal/grid laser
・primary outcome:眼圧上昇(22mmHg以上かつベースラインよりも2回連続一か月以上離れて6mmHg以上の上昇) 眼圧は散瞳前の眼圧、眼圧下降治療の開始もしくは追加と定義
・3年間のフォローアップ後にアウトカムを満たしたのはシャム群:6眼(3.4%)、Ranibizumab群22眼(9.5%)であった ハザード比2.9だが発生率が少なく、信頼区間は広い
・10mmHg以上の眼圧上昇:シャム9%、R群6%
・30mmHg以上の眼圧:シャム3%、R群2%
・アウトカムを満たしたRanibizumab群での平均投与回数は7±4回 全体では3年間で15回
・投与回数と眼圧上昇の関係は認めなかった
・反復投与でIOP上昇する理由として、炎症の増加、繊維柱帯の機械的・機能的な変化が検討されている
・AMDでの反復投与ではANCHORやMARINAトライアルではR群11%、コントロール群5%(MM)