What we don’t know about avastin might hurt us(Editorial)
Gillies MC(Australia)
Arch Ophthalmol 124(10): 1478-9, 2006
・抗VEGFとしてはMacugen(pegaptanib)が最初に出されたが、Lucentis(ranibizumab)はもっと効果がある。
・Avastin(bevacizumab)もlucentisと同様の作用でVEGF-Aに接合する抗体である。
・Avastinは2004年に転移大腸癌に対し認可されたものである。
・Lucentisはavastinから作られたものであるが、分子量は1/3で、網膜浸透は良く、抗VEGF作用も100倍ある筈。
・AvastinとLucentisの半減期は硝子体内(5.6日:3.2日)、血清内では(21日:15時間)でAvastinは過剰投与されると残存する可能性がある。
・VEGFの作用は創傷治癒、心血管虚血の際の側副血管路形成に必要で、神経ニューロンの発達や障害からの保護に役立っているので、抗VEGFの過剰投与は危険である。
・Avastinを使用する場合は局所ならびに全身的な安全性に関するデータを集積すべきだ