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JAMA Ophthalmology (旧Archives of Ophthalmology)

2007
125巻

AZOORの病態は視細胞外節か

JAMA Ophthalmology (旧Archives of Ophthalmology) 125巻(9号)2007

Loss of photoreceptor outer segment in acute zonal occult outer retinopathy.
Li D et al(群馬大)
Arch Ophthalmol 125(9): 1194-200, 2007
・AZOOR(平均年齢33.6歳)の5例の網膜機能と形態変化について、OCT、多局所ERG、全視野ERG、ゴールドマン視野を用いて検索した。
・GPでは両眼のマ暗点拡大が2例、片眼の拡大が3例、4例で片眼あるいは両眼の傍中心暗点、下方周辺部あるいは中心暗点が見られた。
・下方の周辺部のRPE萎縮、乳頭周囲の脱色素以外には網膜病変はなかった。
・mf-ERGでは暗点に一致した反応低下があった。
・OCTではmf-ERGの反応低下あるいは視野欠損のあった部位の内節、外節間の境界線の消失あるいは不整がみられた。外顆粒層の消失が2例で見られた。
・このことから、AZOORの原発病変は視細胞外節の機能不全あるいは変性と思われた。

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