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JAMA Ophthalmology (旧Archives of Ophthalmology)

2008
126巻

開放隅角緑内障では死亡率が高いか

JAMA Ophthalmology (旧Archives of Ophthalmology) 126巻(3号)2008

Open-angle glaucoma and mortality. The Barbados Eye Studies.
Wu SY et al(NY USA)
Arch Ophthalmol 126(3): 365-70, 2008
・開放隅角緑内障と9年間の経過観察中の死亡率を4092例の40-84歳の黒人で検討した。
・緑内障の診断は視野と視神経障害で行い、高眼圧症は眼圧21以上で緑内障性障害のないものとした。
・9年後に764名が死亡。死亡率は全OAGとは関連がなかったが、心血管障害による死亡率は以前から治療されていたOAGで多い傾向があった(n=141, relative risk=1.38 95%CI=0.97-1.98 p=0.07)。
・殊にtimolol maleateで治療されている人で有意に多かった(RR=1.91 95%CI=1.04-3.50 p=0.04)。
・OHでも心血管障害による死亡率は高かった(n=498 RR=1.28 95%CI=0.99-1.65 p=0.06)

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