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JAMA Ophthalmology (旧Archives of Ophthalmology)

2017
135巻

緑内障における 検出していない10-2の視野障害と視機能関連のQOLの関係

JAMA Ophthalmology (旧Archives of Ophthalmology) 135巻(7号)2017

 Association Between Undetected 10-2 Visual Field Damage and Vision-Related Quality of Life in Patients With Glaucoma
Dana M B. et al (NY, USA)
JAMA Ophthalmol 135(7):742-747, 2017
24-2の視野検査結果では説明できないような視機能低下を訴える患者では10-2の異常が見過ごされているかどうか調査
113例226眼の少なくとも一眼に様々な程度の視野障害のある緑内障患者を対象にNEI VFQ-25を調査
両眼での視野を得るため、MD値をもとに、良い方と悪い方の目を決定し、best-location algorithmで両眼の平均感度を求めた。それぞれで最も感度の高い値による視野
24-2も10-2もNEI VFQ-25と相関していたが、10-2のほうがおよそ2倍強い相関があり、24-2で極端にNEI—VFQ25が低い患者35例では、10-2感度が最も強い相関であった
1dBあたりの改善は24-2で1.95倍、10-2で2.57倍、Outlierでは2.78倍であった
ドライアイや白内障などと言って見過ごされている24-2でははっきりしない初期緑内障であっても10-2で異常を認めることがありうるため注意が必要である(MM)

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