Association of vitamin A supplementation with disease course in children with retinitis pigmentosa.
Berson EL et al(MA USA)
JAMA Ophthalmol 136(5): 490-495, 2018
・網膜色素変性症の小児で、ビタミンAを摂取した55名と、摂取しない25名とで、1976年から2016年にかけて行った臨床実験で、平均4年から5年間比較した。
・30Hzフラッシュでのfull-fieldの錐体ERGの振幅を指標とした。
・VitA群:Ctrl群は、男性38名(69%):19名(76%)、年齢は9.1±1.9:9.2±1.7歳、48名(87%):25名(100%)が白人、6名(11%)がアジア系、1名(2%)が黒人である。
・1年の変化率は未調整ではVitA群:Ctrl群が-0.0713:-0.1419 log(e)で差は0.0706(95%CI=0.0149-0.1263 p=0.01)。調整した差は0.0771 (95%CI=0.0191-0.1350 p=0.009)である
・Vit Aパルミチン酸塩は小児の網膜色素変性症の錐体ERG振幅の減少を抑えることができたが、その理由は謎である(Klaver CCWコメント,pp496-497)。(TY)