Inner retinal layer thinning in Parkinson disease.
Hajee ME et al(NY USA)
Arch Ophthalmol 127(6): 737-41, 2009
・パーキンソン病(PD)24例45眼と、17例31眼の正常者でOCTで網膜厚みを測定した。
・平均年齢は PD:60.0±6.5歳、正常者:63.5±10.7歳、眼圧は PDでは 13.6±2.7mmHg。
・正常者とPDの外網膜層厚については、上方:170.2±23.8 vs 170.4±7.7、下方:168.2±22.9 vs 167.9±7.9でいずれも有意差がなかったが、内網膜層厚は上方:103.5±24.3 vs 88.8±11.3、下方:104.0±23.5 vs 89.8±11.1で、いずれも有意差があった(p=0.01)。
・われわれのPD症例の多数は初期のものであり、OCTでPDの初期診断が可能である。
・IRLが薄くなるものとして、緑内障、MS、アルツハイマー病などがあるが、アルツハイマー病では上方のIRLが薄くなるのが特徴