Association of preclinical Alzheimer disease with optical coherence tomographic angiography findings.
O’Bryhim BE et al(MO USA)
JAMA Ophthalmol 136(11): 1242-1248, 2018
・無症状のアルツハイマ-病(AD)にOCT-Aが役立つかどうかを神経精神的検査を受けた認知が正常で、眼病のない30名58眼を用いて調査した。
・症例はCharles F. & Joanne Knight Alzheimer Disease Research Center (Washington大学, St Louis)の患者から選択した。
・全例がPET検査か、脊髄液検査CSFでbiomarkerを調べた。
・PET biomarkerは27名が受け7名が陽性で、CSF biomarkerは28名が受け10名が陽性であり、preclinical ADと診断された。
・53%が女性で、74.5±5.6歳(62-92歳)、1名の米国黒人と29名の白人である。
・14例はADのbiomarker陽性でpreclinical ADと診断され(73.5±4.7歳)、陰性の16例をCtrlとした(75.4±6.6歳)。
・Biomarkar陽性群では中心窩無血管野が拡大していた(0.364±0.095:0.275±0.060mm2 p=0.002)。
・中心小窩の厚みは陽性群で薄かった(66.0±9.9:75.4±10.6μm p=0.03)。
・なお、現在、preclinical ADの治療治験が始まっており、2022年に終了予定。(TY)