Frequent loss of nyctohemeral rhythm of intraocular pressure restored by nCPAP treatment in patients with severe apnea.
Pepin JL et al(France)
Arch Ophthalmol 128(10): 1257-63, 2010
・18例の閉塞性睡眠時無呼吸患者に対して、経鼻持続陽圧空気治療(nCPAP:nasal continuous positive airway pressure)前後のTonopenを使用した眼圧と携帯血圧計で24時間血圧を測定し、眼灌流圧の日内リズムを検討した。
・眼圧は治療前は28%の患者で夜間ピーク、22%で昼間ピーク、50%で日内変動は見られなかった。
・眼灌流圧は78%で夜間ピーク、22%で変動がみられなかった。
・nCPAPを使用すると、夜間眼圧は14.8±0.8→18.3±1.2mmHgに有意に上昇した(p<0.03)。
・使用前に異常な日内変動(昼間ピーク、日内変動なし)を示した患者の内、治療後に67%は正常の日内変動に変わっていた。
・重度の睡眠時無呼吸患者では正常な眼圧日内変動がなくなるが、多くの患者ではnCPAP治療後に正常日内変動に修復される。