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JAMA Ophthalmology (旧Archives of Ophthalmology)

2019
137巻

緑内障での篩状板欠損とRNFL欠損の関係

JAMA Ophthalmology (旧Archives of Ophthalmology) 137巻(4号)2019

Association Between Lamina Cribrosa Defects and Progressive Retinal Nerve Fiber Layer Loss in Glaucoma
Sasan Moghimi, et al. (UCSD,USA)
JAMA Opthhalmol 137(4), 425-433, 2019
篩状板(LC)の欠損の有無でPOAG患者のRNFL欠損速度、およびLC欠損患者の緑内障進行に関与する因子を調べる
LC欠損あり43名51眼、LC欠損なし68名83眼を2012.4月から2017.5月まで平均3.5年調査した 6ヶ月毎の検査 経過観察中にLC欠損なし→ありになったものはなかった
LC欠損有群の方がRNFLの変化は約2倍進行が早かった(Grobalで-0.91vs-0.48μm/y)
上耳側、下耳側、下鼻側でも同様であり、LC欠損部と相関していた
LC欠損群では経過観察期間中の平均眼圧と進行速度の関係は認めなかったが、角膜の薄さのみ関係があった
緑内障患者のマネジメントではLC欠損や角膜厚に注意する必要がある(MM)

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