Obstructive sleep apnea among patients with retinal vein occlusion.
Glacet-Bernard A et al(France)
Arch Ophthalmol 128(12): 1533-8, 2010
・連続する63名のRVOのうち、閉塞性睡眠時無呼吸OSAの以下の3つのリスクファクターのうち2つを持っている30例につき、心血管障害、いびき、日中の傾眠傾向について検討した。
・30例のうち、23例(77%)はOSAであり、OSAの有病率は37%であった。
・OSA23例の平均無呼吸低呼吸指数(AHI 1時間当たりの無呼吸、低呼吸発症回数)は21であった。
・AHI<15の軽症は13例、AHI 15-30の中等症は5例、AHI>30の重症例は5例であり、AHIはBMI(body mass index)と有意に相関していた(p=0.02)。
・RVOの患者の中に通常の有病率より高いOSA患者が含まれており、OSAはRVO病態の追加のリスクファクターの重要な役割を果たしているか、あるいは、誘因となっているだろう。
・このことは多くのRVO患者が朝起きた時に視力低下を自覚していることを説明できるし、OSAの治療がRVO治療に有効であろうことを示唆している